2014年08月31日

前号までのあらすじ?

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長らく休んでいたブログを、
6月6日に10歳の誕生日を迎えるテスを祝って
再開することにした。
ところがこの頃から彼の持病の皮膚炎が悪化し、
毎日脱毛が目立つようになると
ブログに気を遣う余裕がなくなってきた。

テスがイライラするように腹を後足で
掻くたびにその足は強く床を打った。
速いテンポのその音は
夜間などは階下の住人にも気を遣うくらいだ。

気候が温暖になり、老人に散歩の気分が戻ってきた。
冬場、運動不足に不満を募らせていたテスは
無論喜んだろうことは想像に難くない。

しかし「好事、魔多し」、
皮脂が臭う様になってきて、
早朝散歩の常連に気遣いをして
老人はまた消極的になった。

運動不足に焦っていたのは
テスだけでなく老人も同じだが
天候に合わせて出る散歩は
新たな二人の、いや一人と一匹の
係争のタネとなった。

老人には出否の決定権があり、
而(しこう)してテスには例の自前の爆弾の場所を選ぶ自由がある。
両者の関係が剣呑に鳴りはじめた頃、
それを見計らったように来る娘たちが
漁夫の利を得るのは必然だ。
何の利かはおいおいわかるだろう。

ともかく、ごきげんよう。

こんな勝手なブログでも
再開を好感を持って迎えてくれる人もいると聞き及んでは、
還暦より1ランク上がった年の老人でも
発奮しないわけにはいかない。
と本人が申しておりましたが、
最近はお腦の方がかなり痛んできているらしくて
本人の思いがままならないこともあろうかと思います。
質問、抗議は一切受け付けませんので
宜しくご理解ください。2014/08/31
posted by てす at 06:25| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月27日

久し振り

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約一か月ぶりに書こうかなという気になって、
もう誰もアクセスしてないだろうな、
当然だよなと自嘲気味に解析を見たら、
何とまだ数人の“コア”な閲覧者が残っていた。

何となく嬉しいような、気恥かしいような気分は、
病気で長期間休んでいた児童が、
少し回復して
復学を明日に控えた夜
カバンの中身を何回も出し入れするように
落ち着かず、少し興奮するような気分だった

最初の書き出しは、これでいいかなとか
なんとなくキーを打つ手がぎこちなく乱れた。
でも、眠れぬ夜のそこはかとなく不安な気持ちを
傍で寝ているテスの鼾や腹鳴、果ては“おなら”の音までが
変に心を癒し安らかな気分にしてくれた。

脱毛がテスの一生でも最悪の状態にもかかわらず・・である。
posted by てす at 09:48| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年08月27日

ファブリクシート

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テスの神経障害を目の当たりにして、“本当は優しい”中野は
テスに赤ちゃん語も交えてテスに話しかけていた。
その中野の提案でファブリクシートをネットで購入することになった。
40cm平方のシートを買うのに老人が迷わず50枚と数字を挙げると
中野は余程大人買いだと持ったらしかった。
だが到着したシートを敷いてみると
老人の予想通りもう50枚あっても無駄にはならないと思われるほどだった。

中野が東京に戻った次の日、その敷物は着いたのだが
フロアに吸着面の保護シーツを剥がさずに仮に敷いてみた。
テスは興味深げであったが、時々首をかしげて”ナンダロナ?”の表情をしていた。
時々何かを訴えるような低い声を発していたが、
早くすべてを敷いて見たくて無視して続けた。
廊下部分は大概終わってリビングにまだらに残りを置いて終了した。
予想通り、もう一度同量の購入が必要だと思われた。
テスがジャンプをして老人に纏わりつくことが多い場所は廊下のほか
寝室、リビングダ、イニングにもっと必要だと思われた。

色々考えながら玄関に向かった時、老人はあっということになる。
玄関から一番近い部屋にはテスのトイレがあるのだが、
そこには向かわず廊下にばら蒔いたのだ。
数か所にばら蒔くように、しかも最後は下痢に近い柔らかさだったからたまらない。
確かにテスは信号を出していた。無視され、仕返しをし、しかもその後の犯行声明まで。

老人の献身的なお世話にもかかわらず、一回の無視でこれくらい返すとは。
やるせない気持ちの一方でテスの不満もわかるので、
叱ることもせずに汚れた5^6枚のボード(シート?)を片づける。
テスは、少し離れた所で尻尾を振りながら老人の反応を見ていた。
完全に自分にl興味を引くための行為だから、
完全無視しないとまたやられるので、黙って片づける。
叱ったり首筋を押さえても、それは彼の勝利だ。
いったい、このシーツは誰の為に敷くのだ!
と息巻いてみたところで、それはテスの勝利だ。
posted by てす at 00:12| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年08月25日

苦難の道は続く

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テスの歩行の障害は本物で、
サマーズ先生の所へ行って診察を受ける前に
一応念のためと体重を測ったら、なんとあろうことか8.1kgもあった。
老人も少し感じていたが7kgを一寸超えたぐらいであろうと高を括(くく)っていた。
老人は焦ったが、今更減量して誤魔化すこともままならず、
正直を先生の前に晒すしかなかった。

先生は2年前に同じようなことがあったことを話すと、
さりげなくカルテのページを戻していたが、
カルテは2年戻しても2~3ぺーじか戻らない書き込み様だった。
ただ、診察は急所をとらえ、的を得ていた。

「太っているな」と一瞥しただけで呟いて、
テスの前後の膝下の足を机のヘリに当てて足の送り具合を調べた。
すると左の上下肢が右に比べて
送って台の上に乗せることができない。
見事に左の上下肢の神経麻痺の症状を捉えていた。
「レントゲンを撮ります」と言ってテスを連れて奥へ消えた背中は
颯爽としているわけではないが、頼もしく見えた。

老人も例の昔かじった医学の知識で
これは変形性脊椎症による神経麻痺で
上肢も下肢もやられていることから
頸椎の変形による神経根の圧迫が原因であると判断した。

先生が2枚のフィルムをもって帰ってきた。
2年前には頸椎の辺りの骨のずれが見られたと記憶していたが
今回は首と腰の骨に骨の変形が見られた。
老人は先生の話を聞かずに写真を見つめ頭に詰め込んでいた。
頸椎は3つ目あたりから数個、
腰骨は1-2番又はもう少し上の骨まで変形が見られた。

サマーズ先生は肥満の是正と散歩の禁止を指示した。
散歩ですぐに座って歩こうとしなかったのは
神経が触ったからでズルをしたのではなかった。
ソファーには中間に段差をつけて
半分の高さで登れるようにしてあったがテスは最近登ってこなかった。

こうして、当分は散歩ソサイアティでの交流は
当分断念さざるを得ない状況になった。
そしてさらにテスにはつらい減量が控えていた。
ドッグフードの量を半量ぐらいに減らし薬を与えた。
ある程度改善するまでには
早くとも数週間かかるかも知れないと老人は覚悟を決めた。
posted by てす at 11:56| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年08月24日

脱毛の方は

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老人が予想していた通りテスの皮膚炎は
例年夏から秋にかけて自然治癒するのだが、
今年もピークを過ぎたらしく
薬が無くなった後放置しておいたが
それでもピークは過ぎたように脱毛が減ってきた。
その気になればすぐにわかるほど
腹部から太ももにかけた脱毛は
もう時期的要素が強いものとして扱っていた。

老人が一番恐れていたのは
朝晩の犬の散歩仲間というコミュ二ティで
感染するとかという風評が立つと、
もうそのコミュニティでは警戒され、
距離を置かれることになることだ。

だから、テスを構ってくれる人がテスに近づくと
老人はひやひやものだったのだ。
無論、感染はないだろうと踏んでいたのだが。
やっぱり、可愛い自分の犬を近づけないというのが
さりげない動作の中の行動の原則になるだろう。

ポメとしては規格外の大きさのテスの
寄って立つ所は可愛いと皆が寄って来る
その可愛い顔と優しい性格にあるのだが、
近づいて皮膚炎に気づかれたら
いくらやさしい顔でも評価は下がるだろう。

だが、数年振り返ってみると、
皮膚炎は大抵夏の終わりころには
比較的急速に収束に向かっていることが多い。
このことは去年あたりから気づいていたのだが、
根拠となるデータがとれていないので
サマーズ先生にもまだ報告はしていないかも知れない。
posted by てす at 00:53| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年08月21日

またしても、脊髄症

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それは 2週間ほど前から兆はあった。
散歩の途中でへたり込んで梃子でも動かない日が続いていた。
先日も仕事から帰って夕方の散歩に出かけた。
いつものコースを行ったのだが、彼が計算したように
戻っても進んでも同じぐらいの最長の距離でストライキを始めた。
仕方ないと抱いて歩き始めたが、
散歩サイアティというか、あるいは散歩同好会というべきか、
顔見知りだがそんなに気楽に話すほどでない
“仲間”が怪訝な顔をして通り過ぎて行った。
帰ったころには普通なら夕涼みみたいなさわやかな散歩の筈が、
7sの物体の所為で、筋トレのあとみたいに汗びっしょりになっていた。

だが、また別の日に帰宅した時に、
玄関で待っていたテスに優しい言葉をかけた時
老人は次の瞬間には慌てていた。
テスが立とうとして滑った後座りこんでしまったのだ。
しかも起こそうとした時、体の下に小さい水溜りがあったのだ。
それが尿失禁で重大な意味を持つということは、
昔多少医学をかじった老人にはすぐに判断できた。

これは、これからの障々介護を予感した老人には
目の前が暗くなるような出来事だった。
老人も体のバランスが崩れるという障害があった。
そんな老人が脊損のテスを介護してゆくことには
暗然たる未来が待っているということを意味していた。

そうして、リハビリの手始めとテスの病状の判定を兼ねて
出かけたのが冒頭のテスト散歩だった。
しかしそのテストではゆっくり歩いたのもあってか
テスの歩行には、途中でのストライキ以外には異常は見られなかった。
以前に後ろ足を二輪車で免荷して歩いている映像を見たことがあった。
散歩中に子連れ狼の大五郎みたいに手押し車に乗っているコーギーも見た。
その老人は最近一人で散歩しているのも知っていた。
次々と不安を掻き立てる映像が走馬灯のように老人の頭に流れた。
中野も来ていたのでサマーズ先生にレントゲンをとって貰おうと考えていた。

posted by てす at 00:24| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年08月11日

持病の皮膚炎

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いつもこの時期になる皮膚炎が今最悪の状態で、
テスの皮膚は今まさに野焼きの火が遼遠の野に広がるように
腹から背中辺に向かっている状態であった。
といったら大袈裟だがわかり易い。
posted by てす at 00:12| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年08月09日

障々介護

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それは数日前から兆はあった。
散歩の途中でへたり込んで梃子でも動かない日が続いていた。
先日も仕事から帰って夕方の散歩に出かけた。
いつものコースを行ったのだが、彼が計算したように
戻っても進んでも同じぐらいの最長の距離でストライキを始めた。
仕方ないと抱いて歩き始めたが、
散歩サイアティというか、あるいは散歩同好会というべきか、
顔見知りだがそんなに気楽に話すほどでない
“仲間”が怪訝な顔をして通り過ぎて行った。
帰ったころには普通なら夕涼みみたいなさわやかな散歩の筈が、
7sの物体の所為で、筋トレのあとみたいに汗びっしょりになっていた。

だが、また別の日に帰宅した時に、
玄関で待っていたテスに優しい言葉をかけた時のこと、
老人は次の瞬間には慌てていた。
テスが立とうとして滑った後座りこんでしまったのだ。
しかも起こそうとした時、体の下に小さい水溜りがあったのだ。
それが尿失禁で重大な意味を持つということは、
昔多少医学をかじった老人にはすぐに判断できた。

これは、これからの障々介護を予感した老人には
目の前が暗くなるような出来事だった。
老人も体のバランスが崩れるという障害があった。
そんな老人が脊損のテスを介護してゆくことには
暗然たる未来が待っているということを意味していた。

そうして、リハビリの手始めとテスの病状の判定を兼ねて
出かけたのが冒頭のテスト散歩だった。
しかしそのテストではゆっくり歩いたのもあってか
テスの歩行には、途中でのストライキ以外には異常は見られなかった。

posted by てす at 23:04| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

強雨

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その日は強い雨でやむを得ず(本音はありがたいが)
早朝散歩を中止せざるをえない状況だった。
あとはテスが納得する(騙し通す)
かどうかの問題が残るだけだが、
老人には成算があった。
抱っこして新聞を取りに行くのだが、
恐怖のエレベーターを往復する間に
彼は自分の権利を忘れてしまうのが普通だったから。
posted by てす at 11:27| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年08月03日

箱の中の事件

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エレベーターに同乗した女性にびっくりさせては悪いと思った老人が
「すみません、出られる時吠えるかも知れません」と謝っておいた。

女性は「いいえ大丈夫です」と気にしないように言ってくれたが、
案の定扉が開いて女性が下りようとする後ろから、
テスはヒステリックな唸り声と哭き声を発した。
女性は予想より上回るテスの声に飛び跳ねるように降りて行った。
だがそのあとなおびっくりすることが起きた。

エレベーターの警報音が鳴ったのだ。
老人はこの音を以前聞いたことがあった。
男性と同乗した時3~4階かに来たところで
ヒステリックに吠える犬と同乗させるのは
申し訳ないと老人が気を使った。
それで先に降りて歩こうと思ってボタンを押したら警報音が鳴ったのだ。
その時はエレベーターを揺らしてしまったからだと思っていたが
今回はそんなトラブルはなく女性は自然に降りたのだが、警報音は鳴った。

テスの吠え声に反応しているとしか思えなかった。
大声にも反応するのは女性にとってもいいエレベーターであると
肩身の狭い思いをしながらも老人も少し感心した。
慌てなかったのは、一度聞いたことがあるからだ、と納得できた。
つまり、この音がどのくらい続くのかも知っていた。
だから肩身は狭くとも動揺はそれほどなかったのだ。
posted by てす at 11:59| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年08月01日

ペットホテルの恐怖

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老人と娘一行が京都を楽しんでいる間
殆んど丸二日一人で置くのは可哀想なので
ペットホテルに預けることにしているが、
これがどっちが不幸か、最近老人は考え込むことがある。
最初の朝に多めの餌を与えて、
家には次の夜まで誰も来ない状況と、
知らないペットホテルで次の日まで
輸送用の小さいゲージより多少大きいだけで個室と称する
ホテルのゲージに次の日の夕方まで入れられて
不自由で不安な一日半を過ごすのとの違いである。
ホテルの経営者や従業員が笑顔でテスに接するのは
せいぜい老人達がタクシーに乗り込むまでであろう。
一行の視線が前を向いた瞬間に
手元の仕事に戻る速さと云ったら
新幹線と競争できるくらいの速さに違いない。

一日目の夜に電気を消されてゲージにいる夜は
どんなにか不安であろうと思うと胸が一寸痛むが、
実際には、京都でテスをおもいだすことは殆んどない。
多分娘たちも一緒であろう。
多分可愛い犬を見かけて話題になったとしても
テスがその話題の後に会話の中に乗ってくるとは限らないだろう。
極く稀にテスはどうしているかとか話題になっても
どうにもならないのだからその話題はすぐに終わる。
人間なんてそのように勝手なものだとは
無論テスの小さい脳では考え付かない。

自宅に多めの餌と置いても
いつもの時間に帰らないとは思わないから、
いや思ったとしても多めの餌は朝のうちになくなるだろう。
これをテスの頭の悪さにしたら、さすがに可哀想だ。
環境の変化でストレスを感じるのも可哀想だけど
自宅なら翌日の空腹程度がストレスになるくらいだから
次回は自宅に置いてみようかと思っている。
ただ、老人が決めかねて結局ホテルへ送るのは
テスがやけを起こして仕返しに振りまくことなのだ。
明らかにいやがらせの報復だという大小の排泄物を
撒き散らされたことは何度も記憶の中にあった。

結局、テスの都合より人間の都合が優先する。
これも仕方のない事と、ペットホテルの世話になるが、
これも結局強いやつが自分の都合を優先する。
人間の愛情とは大概そのようなものだと、
これもエクスキューズに過ぎない理屈をつけて、
次回もテスは寂しいだけでなく
恐怖の夜を過ごさざるを得ないのかもしれない。
posted by てす at 23:47| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年07月16日

京都検定

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老人は帰省した娘たち2人と京都へ行った。
美味しいものにこだわりたい老人は
美酒と美食を中心に日程を考えるが、
東京人とロス人は寺巡り中心を要望する。
無論、彼女等も美食を否定するわけでないから、
要するに、おんぶにだっこで楽しみにしている。

老人の京都好きは昔からで、
経営していた会社の慰安旅行は
山の温泉と京都観光を交互に繰り返していたことがある。
山野草に一家言を持つ老人には
このスタンスは変えられない理想の組み合わせだった。

テスをペットホテルに預ける時に少し悪いなと思うが、
なるべく優しいホテルを選んでやる。
それが精一杯のテスに対するエクスキューズだ。

京都駅でタクシーに乗って、
運が良ければ優しく観光に詳しい運転手さんに当たる。
今年は当たりだった。
京都検定というのがあって、その人は1級で

老人の経験的判断から言うと、
けだし検定というのは1級は難しく価値が高いが
2級以下は左程の値打ちはなく、
1級の飾りみたいなものである。
簿記然り、パソコン然り、語学検定ほか然り。

話を元に戻すと、その運転手さんは寺の由来故事のほか
庭や寺の故事の薀蓄だけでなく、
衾の字や絵、仏像等の通り一遍の知識だけではなく、
内面的なことを感じようとする態度が一度ならず見えた。
いわゆる対象を楽しむ姿勢で観ている。
“好きこそものの上手なれ”である。

posted by てす at 07:58| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年07月07日

自然の摂理

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帰省している恵比須とロスとテスを散歩に連れだした。
その時、ロスと老人が並んで先を歩いていた。
いつものコースと違ってロスが選んだ長いコースに
疲れたテスが歩くのを拒否し、
恵比須に抱っこされて後方を歩いていたからだ。
左側にあるスーパーの駐車場と歩道の間にある生垣は
あまり茂ってはおらず、小鳥なら楽に抜けることができた。
歩道を歩く一行の前を
数羽の雀が不協和な騒々しい声を出しながら道を横切った。
そして、そのあとに黒い物体が生垣の上に現れた。
物体がカラスであると認識したのは
生垣の上に一旦止まったカラスが周りを睥睨し、
勝ち誇ったその口には小雀を銜えていた。
多分子雀であろう。もう力を失って動かないように見えた。
道を横断したカラスは、獲物を下ろしてゆっくりついばみ始めた。
周りでちゅんちゅんけたたましく鳴いていたのは
突然不幸に見舞われた雀一家の親子であろうと
老人は勝手に推測して憐れんだ。

二人とも衝撃を受けたが、同時に以前に見た光景を思い出した。
卯辰山を散歩していた時、
猫が野鼠を目の前でとらえた瞬間を目撃したことだ。
これもこのブログに記してある筈だが、
こんな街中で自然界の摂理ともいうべき
弱肉強食の光景を散歩中に2度も見たことに
二人はしばらく衝撃を隠せなかった。


posted by てす at 01:51| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月18日

時差ボケ風睡眠不足

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真夜中の3時前に座椅子の上で目が覚めた。

パソコンに一寸向かっている間に
最初は眠そうにあっちで寝たりこっちで寝たりしていた
テスの様子が変わった。
けだるそうな目つきからはっきり目覚めた目に変わった。
気が付くと尻尾が振られている。
はっとあることに気が付いて時計を見た・

5時半。
えー!このまま眠れないのか。
明らかに抱っこを要請している。
こいつは朝の散歩の時間ですよと言っている。
彼はこんな不規則な生活でも腹時計みたいに
散歩時計を持っていたのか。

以前から感じていたが、
一回獲得した権利は滅多なことでは離さない。
この執念をどこかで生かせないものかと
半分あきらめたが体が睡眠モードになっている。
体のモードとテスの権利とのせめぎ合いが始まる。

と思ったのは、老人の独りよがりの解釈で、
10分も経たぬうちに、リードの収納してある納戸の前で
最高潮に尻尾の振りは大きく早くなった。
もう出かけるしかない。
のろのろとしているように見えれば、
それは精一杯の白犬への抵抗だったろう。
posted by てす at 08:30| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月16日

ヤバい、可愛い!

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夕方7時前に散歩をしていた。
中学生の下校の時間と重なったらしい。
部活を終えて帰る時間なのだろう。
男女多数の制服の群れは
老人には新鮮に目に映った。

その中で二人組の女子がテスに目を付けた。
「ねえマジ?考えれん、やばい!、ぽめやろ!
ヤバい、可愛い!
なんて言いながらテスの前でヤンキーすわりで座り込んでしまった。
連れの子はヤンキー座りほど興味はないらしく
立ったまま興奮少女の傍にいた。
興奮少女は両手でテスの首あたりを挟んで
こねくり回した。

最初はびっくりしたテスも、どうもお褒めに与っ(あずかっ)ているらしいと
尻尾を振り振り少女に近づいた。
豆芝カットにして1週間ほどだが、
これほど手荒い可愛がりは久し振りだったテスは
しっかり制服の少女に取り付かれていた。

今日の時間帯はいずこも散歩時間としている家が多いようで、
何組か以前にあったことのある犬と遭遇した。
テスは犬には時々嫌われているが、
人間には概して評判はいいようだ。
元々、犬に嫌われてもテスはそれほど気にしない。

人間に好かれてナンボのペット人生(?)だということを
経験的に好くわきまえているのだろう。

少女に両手で首をくすぐられて
尻尾を振って応えていた。
愛想の良さにかけてはテスの独壇場だ。
可愛い顔で尻尾を振られたら
人間だって悪い気はしない。
ポメの割には体が大きいハンディなんか
その時点で吹っ飛ばしている。

可哀想に持病の円形脱毛症が
この季節に再発しているが
トリミングの時は気付かなかったが
豆芝カットにしたのでわかったのか、
まだ初めての人には気付かれなかったのが
せめてもの幸いだった。

まだ女子中学生は未練があるらしいが
いつまでも一緒にいるわけにはいかない。
女の子にいつまでも構っていちゃあ男が廃(すた)るとばかり
老人に引かれて後ろを振り返りながら離れた。
最近では久々の人気に、夕方の散歩も悪くないなと
テスは味を占めたに違いない。
posted by てす at 03:48| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月12日

梅雨は?

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雨が欲しいと思った。
かなり以前から梅雨入り宣言は出ていたと思う。
最近は雨がほとんど降らないから
テスの散歩のほか植木に水やりの回数も増えている。
このところねだられて毎日朝晩2回連れ出される。

そこで老人が編み出した手が、
排便が終わったらすぐ片付けて、
回れ右して帰路につく。この方が早いし、
しかも帰りはジョギングする。
これは老人の運動にもなる。
後ろ足を突っ張って抗議するが無視。

途中の辻でいつも犬連れで会う人たちとの会話に混ざるが
これもそこそこ付き合ったら速歩で帰る。
テスは時々抵抗するが、これもリードを引いて無視。
彼は外へ出られればほぼそれで満足する少数派の犬である、
時間が短いことに気が付いていないと老人は睨んでいる。
テスはそんなところが鈍臭いと東京勢のご託宣だ。

posted by てす at 08:23| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月10日

座椅子でgoo.

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老人が気が付いたとき、リビングのソファーの上に座っていた。
座椅子と低い机をソファーの間に挟んで入れていたので
両サイドに袖はない状態場所にテレビに向かっていた。
時間を見ると4時まえ。すぐ夜明けである。

前日の記憶を辿る(たどる)がサッパリ思い出さない。
テレビがついて古いタレントがやたら商品を褒めている。
9時過ぎまで起きていたのだろうか。

ベッドにも行った記憶はないので昨日から
6-7時間ソファーに普通にもたれたまま
一度も気づかず寝ていたことになる。

今日は休みだが無論これから寝るわけにはいかない。
しかも動きを察したか白犬が尻尾を振りながら
明るい表情で寝室から駈けてきた。
どうしてこんなに早く顔が変えられるのであろう。

もう許されない、すぐに散歩である。
老人に着替える暇は与えない。
それどころか洗顔さえ無理である。
行くぞを連呼してジャンプして飛びついてくる。
posted by てす at 13:18| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月09日

自己愛性犬格障害??

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テスが夕方にも抱っこをして散歩に行くことを要求するのが鬱陶しい。
朝はもちろん激しい雨でなければ出かけるし
それもだんだん早い時間に騒ぎ出して老人を起こすようになってきた。
起きるや否や、もう玄関でリードをつけることを要求して吠えだす。
実はこれが老人を動かす最大の武器であると当の昔に経験し、実行している。

老人はテスの作戦であることはわかっているのだが、
これを抑える方法はまだわからないのだ。
周囲の視線を感じるのに敏感な老人は
テスを静かにさせるために要求を呑まされてしまうのだ。
このやり方はどこで覚えたかチンピラやくざの手口そのものだ。
しかも最近その時間がだんだん早くなっているから
なおのこと止めさせられない。

5時前に吠えられたらやはり近隣に気兼ねして
気配りを大切にする老人は言うことを聞かざるを得ないのだ。
小賢しいテスはそのへんの老人の細やかな性格は読み込み済みなのだろう。
それに、手をこまねいていては睡眠不足で
業務に差し支えるから何とかしたいのだが、
今の所有効な手立てが見つからず、言いなりになっている。
ということで、朝の時間は増えているから
色々と普段できないことをする時間があるのはいいのだが、
肝心の出勤時間になると眠くなってしまうのが悩みだ。

最近精神科をかじっている老人が付けた
自己愛性犬格障害(?)のテスは
そんな老人に気を使う素振りは欠片も見せない。
犬に人格はないので犬格としたが、
この常識知らずは日曜の夕方も
夕刊取りに出ることを強要する。

老人は、これはDV所謂ドメスティックバイオレンスにあたるから、
保健所に相談しようかと半ばやけくそで考えている。
だが、ペットに対する不満はだれが聴いてくれるのか、
いずれの部局に訴えればいいのか見当がつかないでいる。
posted by てす at 17:44| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月08日

大腸癌?

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最近テスが寝てばかりいて
何かと寝室の奥の方にいることが多いのが少し気になっていたが
今日トイレシーツに柔らかい便をしてあるのを見て
一寸気になることが頭を過(よぎ)った。
便が普通の所謂黄土色の部分と
それより黒っぽい部分の2層に分かれていた。

これはいわゆる血便ではないかと、昔少々医学をかじったことがあり、
最近ではネットサーフィンで医学知識を深めようとしている老人は思った。
老人はそんな感は比較的働く方だと自認していた。
そういえば最近ずっと軟便が続き
毎朝散歩に行って排便してきても
夕方トイレに柔らかい便が出ているのが気になっていた。
食物繊維をやっているのだから、その影響で、
そう悪いことはあるまいと思っていても
視線を地面と平行よりやや上げて
中空に視線をやりながら考えるサマーズ先生に
診て貰わないといけないと思った。
だが、解答を知る前に自分で診てみようとテスを呼んだ。
テスはけだるそうに寝室から出てきた。
老人はリビングの床に座りテスをそこに寝かせた。
嬉しそうに横になるテスにはそんな不幸の影は感じなかった。
軟便ないし下痢は年が明けてから目立っていたが
食物繊維を色々やっていたので食べ物の所為だろうと簡単に考えていた。
でも、野菜もしばらく止め、ドッグフードだけにしてみても変わらなかった。

何となく奥の方で寝ることが多いテスに
病気の臭いを嗅ぎ取った老人は
サマーズ先生に診てもらうまで待つことはとてもできなかった。
その前に自分で探そうと
テスをあお向けにし腹をそーっと触ってみた。

テスは神妙な顔をしてお腹を触られるに任せていたが
転がして遊んでくれているのと勘違いして
嬉しそうに老人の手を甘噛みした。

腹を触ってみたがしこりなどはなかった。
老人の見立てではどこか腸に出血があったとしても
甚だ希望的観測だが、まだ手遅れとは思えなかった。

ただ、手術が出来なければ、もし癌の末期であれば
老人は保健所へ連れて行って安楽死をさせてやりたいと思った。
その前に、以前に獣医を目指していたロスに意見を聞こうと思った。
全米で獣医学ではトップだと云われるコーネル大学を卒業したのに
また方針転換して現在は別の大学院に入った。
頼りになるかどうかわからないが、
それでも誰かの意見を聞きたかった。
手術できると言われたらどうしようと迷ったからだ。

まだ診断がつく前から先の心配をして
チャートみたいに今後あるべき手順を想定するのが老人の癖だった。
そしてまた過去を振り向いて来し方を振り返り、行く末を測るのは
人生も早い時期からそうすればよかったと
反省も含めて考えている老人の処世術だった。

癌を頭に描いてから以前を振り返ると、
どんどんチャートとテスの余生は勝手に先へ進み、
保健所までたどり着いてしまった。

老人は脳裏に暗雲が広がるのを感じた。
9歳の誕生日を無事に越したが
テスを囲む状況はかなり緊迫してきた。
体重は減っていないとか、散歩の時は元気だとか
ポジティブな材料を公募したいと、
老人は半分本気で考えていた。
posted by てす at 12:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月06日

ハッピバースデイトウユー

テス&ジロー 057.jpg こんな可愛い頃もあったのかあ

今日6月6日はテスの9歳の誕生日です。

最近は朝晩散歩に連れて行って貰って、
本当は早朝に老人を起こして(今日なんかは4時過ぎ)
バウバウ吠えて近所に気を使う老人を
脅迫するというのがほんとのところだ。

老人も積もる寝不足で頭がおかしくなって
4時前に起きても時間確認もせず着替えてしまうのは
テスの催眠術かもしれない。

その証拠には散歩に行くとそんな早朝にであうのだ、何人も。
同じ境遇の、人格を引っ剥がされた人間に。

ま、でもこのぐらいにしましょ、テスの誕生日だから。

テス、おめでとう。

このあと何年老人を慰めてくれるやら、迷惑をかけてくれるやら。

posted by てす at 19:42| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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