2013年08月09日

障々介護

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それは数日前から兆はあった。
散歩の途中でへたり込んで梃子でも動かない日が続いていた。
先日も仕事から帰って夕方の散歩に出かけた。
いつものコースを行ったのだが、彼が計算したように
戻っても進んでも同じぐらいの最長の距離でストライキを始めた。
仕方ないと抱いて歩き始めたが、
散歩サイアティというか、あるいは散歩同好会というべきか、
顔見知りだがそんなに気楽に話すほどでない
“仲間”が怪訝な顔をして通り過ぎて行った。
帰ったころには普通なら夕涼みみたいなさわやかな散歩の筈が、
7sの物体の所為で、筋トレのあとみたいに汗びっしょりになっていた。

だが、また別の日に帰宅した時に、
玄関で待っていたテスに優しい言葉をかけた時のこと、
老人は次の瞬間には慌てていた。
テスが立とうとして滑った後座りこんでしまったのだ。
しかも起こそうとした時、体の下に小さい水溜りがあったのだ。
それが尿失禁で重大な意味を持つということは、
昔多少医学をかじった老人にはすぐに判断できた。

これは、これからの障々介護を予感した老人には
目の前が暗くなるような出来事だった。
老人も体のバランスが崩れるという障害があった。
そんな老人が脊損のテスを介護してゆくことには
暗然たる未来が待っているということを意味していた。

そうして、リハビリの手始めとテスの病状の判定を兼ねて
出かけたのが冒頭のテスト散歩だった。
しかしそのテストではゆっくり歩いたのもあってか
テスの歩行には、途中でのストライキ以外には異常は見られなかった。

posted by てす at 23:04| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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