2013年08月01日

ペットホテルの恐怖

005.JPG


老人と娘一行が京都を楽しんでいる間
殆んど丸二日一人で置くのは可哀想なので
ペットホテルに預けることにしているが、
これがどっちが不幸か、最近老人は考え込むことがある。
最初の朝に多めの餌を与えて、
家には次の夜まで誰も来ない状況と、
知らないペットホテルで次の日まで
輸送用の小さいゲージより多少大きいだけで個室と称する
ホテルのゲージに次の日の夕方まで入れられて
不自由で不安な一日半を過ごすのとの違いである。
ホテルの経営者や従業員が笑顔でテスに接するのは
せいぜい老人達がタクシーに乗り込むまでであろう。
一行の視線が前を向いた瞬間に
手元の仕事に戻る速さと云ったら
新幹線と競争できるくらいの速さに違いない。

一日目の夜に電気を消されてゲージにいる夜は
どんなにか不安であろうと思うと胸が一寸痛むが、
実際には、京都でテスをおもいだすことは殆んどない。
多分娘たちも一緒であろう。
多分可愛い犬を見かけて話題になったとしても
テスがその話題の後に会話の中に乗ってくるとは限らないだろう。
極く稀にテスはどうしているかとか話題になっても
どうにもならないのだからその話題はすぐに終わる。
人間なんてそのように勝手なものだとは
無論テスの小さい脳では考え付かない。

自宅に多めの餌と置いても
いつもの時間に帰らないとは思わないから、
いや思ったとしても多めの餌は朝のうちになくなるだろう。
これをテスの頭の悪さにしたら、さすがに可哀想だ。
環境の変化でストレスを感じるのも可哀想だけど
自宅なら翌日の空腹程度がストレスになるくらいだから
次回は自宅に置いてみようかと思っている。
ただ、老人が決めかねて結局ホテルへ送るのは
テスがやけを起こして仕返しに振りまくことなのだ。
明らかにいやがらせの報復だという大小の排泄物を
撒き散らされたことは何度も記憶の中にあった。

結局、テスの都合より人間の都合が優先する。
これも仕方のない事と、ペットホテルの世話になるが、
これも結局強いやつが自分の都合を優先する。
人間の愛情とは大概そのようなものだと、
これもエクスキューズに過ぎない理屈をつけて、
次回もテスは寂しいだけでなく
恐怖の夜を過ごさざるを得ないのかもしれない。
posted by てす at 23:47| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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