2012年04月20日

鉢ごと煮浸し

038.JPG
 
ある朝、老人は時間が押してきて少し慌てていたかもしれない。
2か所のベランダに分けてある鉢植えに水をやるために
いつものように洗面所でジョウロに水を入れていた。
狭いベランダで30鉢ほどしかない鉢植えだが
2か所に分けて入れても余裕がもうなくなるほどの狭いスペースだ。
多分空調の室外機が入ればそれで目的は達したとの考えであろう。
等と考えながら散水をしていた。
ジョウロはかなり大きめのものを買ったのは
一回の給水で2か所の水やりを済ませたいとの考えからだ。
だが、水やり3年と言われる経験のいる仕事だが
老人は鉢の大きさ、土の渇き具合、排水性、野草の性質等
考えることの多い作業だが
30歳前後から始めているこの趣味は
鉢を一瞥しただけでやる量がわかるほどに
ベテランの域に達していた。
2度目の給水に洗面所へ行き蛇口をひねった時、
何となく手を流水にかざした。
「温かい」と老人は感じた。
ところがある瞬間大変なことに気が付いた。
掛け終わったベランダへ行き鉢を見たが
さほどの異常は認めなかった。
その時は、ほっとして水やりを終えた。

翌朝鉢を見ると、
大事な山芍薬の葉の一部が萎れていた。
植えたままのお浸し状態だ。
蕾はまだ小さく硬かったので
被害を免れたようだが、
隣の白根葵や蛍袋はかなりしょげていた。
枯れなきゃいいけど・・。

posted by てす at 09:19| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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