2013年08月09日

障々介護

112.JPG

それは数日前から兆はあった。
散歩の途中でへたり込んで梃子でも動かない日が続いていた。
先日も仕事から帰って夕方の散歩に出かけた。
いつものコースを行ったのだが、彼が計算したように
戻っても進んでも同じぐらいの最長の距離でストライキを始めた。
仕方ないと抱いて歩き始めたが、
散歩サイアティというか、あるいは散歩同好会というべきか、
顔見知りだがそんなに気楽に話すほどでない
“仲間”が怪訝な顔をして通り過ぎて行った。
帰ったころには普通なら夕涼みみたいなさわやかな散歩の筈が、
7sの物体の所為で、筋トレのあとみたいに汗びっしょりになっていた。

だが、また別の日に帰宅した時に、
玄関で待っていたテスに優しい言葉をかけた時のこと、
老人は次の瞬間には慌てていた。
テスが立とうとして滑った後座りこんでしまったのだ。
しかも起こそうとした時、体の下に小さい水溜りがあったのだ。
それが尿失禁で重大な意味を持つということは、
昔多少医学をかじった老人にはすぐに判断できた。

これは、これからの障々介護を予感した老人には
目の前が暗くなるような出来事だった。
老人も体のバランスが崩れるという障害があった。
そんな老人が脊損のテスを介護してゆくことには
暗然たる未来が待っているということを意味していた。

そうして、リハビリの手始めとテスの病状の判定を兼ねて
出かけたのが冒頭のテスト散歩だった。
しかしそのテストではゆっくり歩いたのもあってか
テスの歩行には、途中でのストライキ以外には異常は見られなかった。

posted by てす at 23:04| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

強雨

102.JPG

その日は強い雨でやむを得ず(本音はありがたいが)
早朝散歩を中止せざるをえない状況だった。
あとはテスが納得する(騙し通す)
かどうかの問題が残るだけだが、
老人には成算があった。
抱っこして新聞を取りに行くのだが、
恐怖のエレベーターを往復する間に
彼は自分の権利を忘れてしまうのが普通だったから。
posted by てす at 11:27| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。