2012年11月27日

弱り目に祟り目

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テスの様子が昨日(11/25)からおかしい。
ビッコを引くわけではない。 
右足を挙げて痛そうな顔をするが
それは足の具合が悪いのではなく
体幹が悪いのだということは
なんとなく長年の勘でわかった。

右足を調べてもなんともない。
そこで歩く姿を見てもやっぱり足では無さそうだ。
しかし、ソファーに上がろうとして途中で断念する。
新聞を取りにいくときもなんかおかしい。
老人の手に抱いてもらうために
後ろ足2本で立たないといけないが、それが出来ない。

今朝(11/26)朝新聞取りに行くのに抱っこしようとしたら
痛いことにはめっぽう強く
悲鳴なんかほとんど聞いたことはないこのテスが
鋭い悲鳴を上げたので老人はビックリして下ろした。
そこで歩く姿を見ても足では無さそうだ。

どうも脊椎の異常みたいな気がする。
そういえば昨日から上目遣いで老人を見やり、
肝心の食欲も残しはしないがいつもの貪欲さは見られない。
頭を下げて具合が悪そうだ。

背中を丸くしてのそのそ無目的に歩く様は
背中の痛みを確認しているような様子に見える。
今日は月曜日、獣医へ行く時間がない。
考えを巡らしている時もすぐに横になり、
とにかく横になって寝ている時間が多い

今までにも似たようなことはあったので、
金曜日まで様子を見て治らなければ
サマーズ先生に診てもらうこととした。
土曜日に皮膚のことで診察を受けたところだった。
そういえばその後からおかしかったかもしれない。

車の中でリードを助手席に固定しておいたのだが
運転中にテスが視界から消えていたので
リードの先を追うと後部座席で
長くないリードに曳かれて辛そうだった。
その時背骨に負荷がかかったのかもしれない。

何となく無目的に部屋の中を歩く姿は
自分で痛みの場所を確認するような感じで
名を呼ぶと上目づかいで弱気な顔つき。

元気なときは鼻息が荒く、
体の調子が悪く攻められたら困るときは
下手に出て相手を懐柔する。
何か、哀れな中間管理職みたいで見た目良くない。
くたびれた老人の頭はすぐにオーバーヒートしたので
とにかく明日まで様子を見ようと思った。

ま、脳幹で生きている動物の処世術と思えば
それもまた可愛いと哀れに思えた。
posted by てす at 22:34| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年11月23日

保護者の責任

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鼻の周りのアロペシア

サマーズ先生にテスを日光に曝すのは控えた方がいいと
言われたことを錦の御旗にして
その後日光皮膚炎ではなさそうな話になっても、
都合のいいとこ取りで、テスと老人の散歩はかなり減ってしまった。
最初はそれでもかなり抵抗したが、
雨の中出かけたりするのはさすがにこたえるみたいで
新聞取りに降りる以外はあまり要求しなくなってきた。

下からエレベーターを呼んで待つ間
老人はヒンズースクワットをするのが癖になっていた。
普通のポメの2倍の体重のテスを抱いてのスクワットは
かなり腕にこたえるが、
特別に遅いわけではないエレベーターが来るまでに
さほど時間がかかるわけではないので
運動不足の補いの言い訳にもならない程のものだった。

エレベーターは何度乗っても緊張するらしく
老人の左腕にいつも体の震えが伝わって来た。
そこで途中の階で乗り込む人がいると
それはテスの緊張が頂点に達するときだった。
しかも初対面でも“可愛い!”と言われても
声が反転して狂犬みたいな声を出さずにいられなくなるのに
そう時間は要らなかった。

途中でエレベーターを降りる人の
背中に吠えたてる声と反比例に老人の肩身は狭くなった。
そのうちに“あの犬は・・”という目で見られるのは必定だった。

肩身を狭くするだけではすまされないと
人一倍礼節を重んじ、人に迷惑を掛けることを嫌う老人は
途中同乗者が乗り込んできたときは
エレベーターを出て階段を降りるようになった。
posted by てす at 04:11| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年11月10日

脱毛(アロペシアX)―summary for now―

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テスの皮膚炎は黒班病という
遺伝性の病気ではないかという疑惑が浮かんできた。
炎症のない皮膚炎だから痒みはないというが、
テスはそんな理屈に付き合う義理はないとボリボリ掻いている。

そんな話を知ったロスがアメリカンに聞いたのか
それは「black skin disease」というらしいと教えてくれた。
それでネットに検索をかけたら出てきたのが
Alopecia Xと呼ばれる症候群みたいな名前だった。
それは過食、肥満、多飲、多尿のほか 
左右対称性で痒みのない脱毛と皮膚の黒班などの症状。
そして副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群) 甲状腺機能低下症が疑われた。
だが、テスの皮膚炎はステロイド(副腎皮質ホルモン)を使って
劇的に良くなったのではなかったかという疑問は残る。

但し、結局は特定の原因が指摘できず、不明のまま
アロペシアに“わかりません”という印のXをつけただけとなった。
痒みのないのはアレルギーではなくホルモン分泌の問題だと考えられた。
これもテスの場合それなりに痒がってイラついたりしていたのだが。

それまでアロペシアXは犬の健康とは無関係の、
単にコスメティックな問題だから無視していいと考えられていた。

最初にストレス説、アレルギー説、ついでマラセチア菌原因説、
そして黒班病、そして内分泌異常説からついに遺伝子絡みの説まで。
成る程これならXとつけたくなる気持ちもわかるな、と
知った風に老人は思った。
残念ながら今飲んでいる薬はもう2週間経つが
まだはっきりした効果は出ていない。

処方の中身は知らないが
サマーズ先生が早くいい治療法を見つけてくれないかなと
老人はテスの体をブラッシングしながら語りかけた。
テスはそんな周囲の苦労も知ってか知らずか
気持ちよさそうに体を預けていた。
とりあえずこの話題はここで一段落としよう。

posted by てす at 03:16| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年11月03日

アロペシアx 続き

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サマーズ先生の推測通り、
そして老人がネットでかじってから
注意して観察してみると、
なるほど、テスはよくトイレに行っているし、
最近トイレの消耗品の使用が多いことにも気づいた。
食欲も朝晩の食事は多めにやっているのに
自分が終わっても老人が食べている下で追加を要求する。
その気になって観察すると、まさにぴたりと症状が合致する。

老人はすべてフローリング仕立ての
この住まいの床を雑巾で拭き始めた。
それはサマーズ先生からの薬を再び服用し始めて
2~3日しか経っていなかった。
拭いた後もすぐ白くなるのは覚悟で
運動のつもりで拭いたのだが、
それを見てテスが遠慮したみたいに
抜け毛が減っているのに気付いた。
「薬が効いているのだ」と老人は確信した。

だが、残念ながら今回ステロイドを
処方しているのかどうか確認してなかった。
以前は確かに処方したと先生は言っていた。
でも、副腎機能の亢進を疑っているのだったら
ステロイドは悪いのではないか。
でも、そんなことはサマーズ先生はわかっている筈だ。
処方を変えるとは言っていたが、中身の説明は聞いていない。

一か月分の薬を貰ったのだが、
それまで待つのはとてももどかしい。
老人は雑誌のクロスワードパズルを解いて
答えの出る来月号はまだかと待つ人の気分になった。

元来低いレベルながら文科系を自認する老人は
「来ぬ人をまつほの浦の夕なぎに焼くや藻塩の身も焦がれつつ」
と百人一首のなかの定家の歌を何故か思い出し、
答えのわからぬ苛立ちを慰めていた。

サマーズ先生を出し抜こうと思ったが
あちらはテスが受診時だけ、こちらは毎日の情報である。
ハンディはあるが、専門家と痩せ浪人の一騎打ちだ
等と、当事者のテスの苦しみを置いてけぼりにして
老人は後で見つけた日本語の情報も読んで
知識を蓄えていく。
休みが続く週末は深夜まで起きて
このようにハイになるのが
最近の老人の悪しき習慣だった。
傍で白河夜船のテスの鼾を聞きながら。
posted by てす at 22:21| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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