2012年06月29日

しごき?拷問?

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ロスが帰って来て、老人は予想通りの散歩に連れ出された。
ロスの来る前、1週間ほど、なぜか毎日散歩に連れて出ていた。
夕方の食事前だったのにもかかわらず、
老人は出慣れているような気安さで付き合った。

散歩コースは沢山あるが、
テスの用が済んだらさっさと帰路につくコースを選んだ。
だから時間も10分〜15分程度と短かった。

ところがロスは久しぶりである。
もう一寸、一寸と距離を伸ばす。
排便が済んでもコースを次から次へと伸ばしていく。

二人とも時計もお金も持っていない。
そのうち老人は空腹を感じ始め、
大切なことに気が付いた。

軽症ではあるが(?)糖尿病の持病がある。
空腹でエネルギーを使えば低血糖発作という命にも係わる状態になる。

老人は娘に訴えたが、娘は一切聞かずに距離を伸ばす。
結局1時間半ほど歩いてやっと拷問から解き放された。

ところが、娘はロスで毎日運動しているらしく、
この後少し食べてから今度はジムへ行くことを提案された。

運動のし過ぎは活性酸素が産出されて、
発癌とか老化とかにあまり良くないということを
薄ら覚えのスポーツ医学の知識で訴えたが、
冷酷な老人の娘は聞く耳を持たなかった。

結局もう1時間半ほどの
筋トレや有酸素運動を終わって
やっとその日は解放された。

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2012年06月24日

外便(そとべん)

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このところ連日老人が仕事から帰ってすぐにテスは散歩に出かける。
近頃は気候も比較的穏や15~20分の散歩というより、排泄タイムである。

仕事から帰ってまだ明るい道を散歩し、
テスの出したものを拾うのはある意味恥かしいが、
これで家の中が綺麗になるなら、そしてテスのストレスが減るなら、
これも功徳であろうと、老人は急に仏教家のように神妙に納得する。

posted by てす at 11:08| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月22日

アメリカ製は駄目?

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最近テスは連日散歩に出かけている。
これには首輪を替えたのも関係があるかも知れない。

巧妙に作られたアメリカ製の首輪は
非常にうまく考えてあって
わかってしまうと装着は簡単だが
ちょっと見た目にはわかりにくい。

先日老人が上京するのでペットホテルに預けられた時も
はずすのは何とかしたけれど再び装着する時は判らなかったらしく
これじゃきつかったろうというような変な装着の仕方で誤魔化してあった。

これでは店の人も難渋したろうが
テスも老人のバックがなければ
文句も言えず辛かったろうと両方に同情した。

わかってみると装着するのは簡単で
動き回る犬に合わせて留め金がはまるまで
マジックベルトで仮止めできる優れものだった。

老人も最初は店の人に同情はしていたが
努力不足の一番の被害者はテスであった。

いつからこんな苦しい状態でいたのだろう。
颯爽とネッカチーフをしながら
窮屈をおくびにも出さないで
我慢していたテスを老人は不憫に思った。
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2012年06月19日

エレベーターの中

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朝6時、老人はテスを抱っこして新聞を取りに行くのにエレベーターに乗った。
2〜3回下がったところでエレベーターが留まった。
ドア越しに小さい犬を抱いた女性が乗ってきた。
「だいじょうぶかね?」とその方は案じながら乗車してきた。
老人は結末が予想できたのでもっと心配していたが、
案の定テスが苛立ち、ついにはヒステリックに吠え始めた。

2^3階下がってまたエレベーターが留まり
よく会うコーギーらしき中型犬がここのルール通り
飼い主に抱かれて開くエレベーターを見ていた。

子犬は静かだったが
テスがもう発狂したかと思うくらい
激しく吠えだした。
老人は居場所がなくなったような気分だった。
そこでもうその女性は諦めて
エレベーターを降りたと思う間もなく
庫内の警報が鳴り始めた。
耳をつんざくような音だった。

コーギーの主は不愉快そうにしている。
老人は鳴りやまぬ警報にエレベーターを出て
階段から女性の後を距離を保って降り始めた。
警報はしばらく鳴り響き、老人がついたころは
コーギーもエレベーターを降りて外へ出ていた。

もう老人はこの駄犬をどうかしたくなっていた。
駄犬は主人と反対にもう落ち着きを取り戻し、
何かありましたかという風な顔で抱っこされていた。
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2012年06月17日

シャボン玉

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老人が朝ソファーにかけて新聞を読んでいたとき、
1^2階下からと思われるところから黄色い声が聞こえてきた
子供たちがはしゃぐ声だった。

老人がどれどれと背中にある窓から下を覗くと
シャボン玉がいくつか上がってきた。
子供たちが窓からシャボン玉を飛ばして遊んでいるらしい。

ほのぼのとした気分がして、老人の知り合いが今妊娠中であり顔がやさしくなってきていることを思い出した。多分下の子供たちの傍には母親がやさしいまなざしで見守っているのであろうと思われた。

小さい子供は老人の上下階にもいて時々走る音で悩まされるが
老人は時々我慢が限界に近づく時もあるが、
子供のことだからと今まで抗議したことはなく
これから特別なことがない限り抗議するつもりはない。

いま日本ではあの子たちが未来の日本の浮沈を握るカギを持っているのもあるが、
老人自信が子供なれして優しくなれる年になったということであろう。

老人の子供たちもみな結婚そうになくその結果老人にもまだ孫はいなかった。
最近の晩婚化は昔ならひ孫もいても不思議ではない老人にとって
うらやましいものの一つだった。

最近同窓会とかで話すと必ず爺馬鹿が1人や2人はいた。
ちょっと遠慮がちに話しても話の内容は基本的に爺馬鹿だった。
そう考えているうちに次の遊びを思いついたらしくシャボン玉は上がってこなくなって
子供たちの声もフェイドアウトしていった。

今までも前の会社の職員で結婚して退職していった人たちが
仕事場を訪れて個を見せに来てそんな子を抱っこさせられるときもあったが、
今までは抱っこがぎこちなかった。

でも昨日もエレベーターの中で
若い母親が3か月ぐらいだろうか首も座ったかどうかという子供と同乗してきて
それがとても可愛く感じたことを思い出した。

誰か1人ぐらい結婚しないかなと思うようになった。

posted by てす at 09:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月15日

俺は不審者か

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週末を利用して中野が帰省していた時の事。
テスは無論大歓迎で中野にまとわりついている。

それはいいのだが、
夜になると彼が老人をイラつかせる。
昼間はいい、中野も喜んでいるのだから。

だがしかし、普通は夜になったら
自分のベッドに帰ってくるものだろう。

でも、中野が帰るまで
きっと中野の布団の傍が
彼の基地なのであろう。
夜中にトイレの帰りに
中野の部屋に一歩でも近づく素振りを見せたら最後、
夜中かそうでないかは関係なしに
彼は狂わんばかりに吠えたてるのだ。

視線は絶対合わせない。
部屋にも視線は飛ばさない。
この原則を絶対崩してはならない。

原則に乗っ取って行動しても、
老人は鋭い視線を感じるのだ。
挙動不審なことをしたら
何時でも吠えたてて追っ払うぞという
警戒心に満ち満ちた視線を。

posted by てす at 03:27| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月11日

ブルーマンデー

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新聞休刊日はテスにとってまさしくブルーマンデーだ。
老人に抱っこされて新聞取りに
エレベーターに乗るのは、彼の楽しい日課だから。

スリルに満ちた時間だから6時前から興奮して飛びついてくる
年に何回かある新聞休刊日はそういう意味で
テスにとって意味不明の不完全燃焼のいやな日なのだ。
理不尽に無視されると強迫じみた声で吠えるだろう。
そしてきっと早朝も構わず騒ぎ立てるに違いない。

老人も朝はすることが多いので
テスに構っている暇がない位にこの時間が貴重なのだ。

そんな時にテスがうるさく催促すると
隣近所に気を使わなきゃならないし
なんとか懐柔せねばならないので
手を取られてしまって何もできなくなる。

本でも読みたいと思うが
あの犬は纏わりついて離れようとしない。

老人が休刊を忘れてテスを抱っこしたら、
それは彼にとって僥倖である。

ただ、結局彼の希望を早くかなえてしまうのが
能率が良いと悟らされるのが常だった。

今回は漸く一計を思いついて、
餌を与え、食後の睡眠を誘う作戦に彼を誘導した。
好物の苺もやればそれで彼はまず90%は眠くなる。
騙しやすいやくざ犬だ。
posted by てす at 06:58| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月10日

華やぐベランダ

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春もようやく老人のベランダにやって来た。
前に住んだ家から持ってきた鉢植えの草木が
あるものは花が咲きあるものは芽吹き始めた。
西向きと南向きの小さく手すりまでコンクリートで覆われた小さなベランダは、
工夫してなんとか光の当たる時間もあるようにした。
30ほどある鉢植えは、今は芽吹きの時だからくっつけていても大丈夫だが
背丈が伸びると鉢同士の間隔を確保するために手狭になってくるのだ。

でもそんな事より毎日スロー写真で見るように
少しづつ伸びてくるのを見るのが楽しい
一年で一番報われるときなのだ。
テスも来ないし、虫もほとんど来ない。
昔、老人がもう少し若いころは約300鉢も持っていたこともあったが最近は100鉢ほどに絞り、更に現在地へ越してきたときは30鉢程が精一杯だった。

今いくつかが花咲き、玄関に飾り、悦に入って、さらに励むのだ。

posted by てす at 10:53| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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