2009年10月25日

泥棒

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老人の仕事場の一階に泥棒が入った。
ガラス窓を破りレジと金庫を破り引き出しを壊して
何がしかの現金を取っていった。

警察が来て指紋や足跡を調べていったが、
こういうのは殆んど被害者にとって無意味なことを、
何回も泥棒の被害にあった老人は知っていた。
ある時など何ヵ月後に犯人は捕まったと連絡は来たが、
被害の回復はされなかった。

この時防犯隊長であるべきテスは何をしていたかというと、
老人のベッドで仰向けになって寝ていた。

老人の記憶では、夜中にテスの吠える声は一度も聞かなかった。
3階に住んでいるテスに責任を負わすのは一寸酷かもしれないが。
posted by てす at 09:35| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月23日

外泊の朝

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ある日老人は実家へ呼ばれ外泊した。
テスを気遣って老人は早朝の帰宅をした。

玄関に入ったらテスが狂喜乱舞して飛びついてくる。
これが老人の予想だった。
ところが・・。
玄関を開けて暫らく経ってもテスが出てこない。

急に心配が胸を襲ったとき、
寝室にコトと音がして、

テスが出てきた、寝ぼけ眼で。
「どなたですか?」
っていう顔つきで。

閉めてあった金網ネットをこじ開けて、
老人のベッドで寝ていたのだ。

時々テスはこんな「意外」をしてくれる。
posted by てす at 20:25| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月19日

食事

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仕事が終わって老人が帰ってくると、テスは時には寝ぼけ眼で迎えることもあるが
大抵は激しく尻尾を振って迎えてくれる。
無視して中へ入り着替えを済まして何かと用事をしていると、
体をぶつけて訴えてくる。
「ご飯はまだか!」と訴えているのだ。
それも無視すると今度は声を上げて抗議する。
老人はこの時既にビールを飲み始めているのでテスの空腹には鈍感になっている。
でもテスの必死の訴えに気がついて仕方なしに彼の夕飯の準備を始める。
ドッグフードを入れ、自家製のミニトマトを切り、胡瓜を切り、
ブロッコリーがあればそれも加える。
さらにそれに牛乳あるいはヨーグルトを入れる。

よしの掛け声で食べ始めるが、野菜を最初に食べ終わると老人を見上げる。
野菜の追加を要求しているのだ。
無視して老人が片づけを始めると諦めて残りのドッグフードを食べる。

こんなふうにしてテスの食事は終わる。
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2009年09月17日

事件の顛末

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老人は仕事が終わってすぐにテスを獣医のもとへ連れて行った。

テスが元気なく、食欲も落ちたこと、ジャンプできないこと、
頭を上げないで上目遣いに見ること、下を向くのも辛そうなこと、
うろうろ歩き回るだけで痛い場所を特定できないこと、
以前に腰を痛めたことなど老人の気の付く限りの症状を言ったら、
頼りのサマーズ先生はテスの背中を触診しながら、
とにかく写真を撮りましょうとテスを連れてレントゲン室へ消えた。

暫らくして写真を持ってきた先生は、
触診で頸を触ると痛がること、
レントゲンで頸の付け根の椎間板が後ろに開いていることから
頚椎が脱臼しかかっているのが原因であろうと診断を下した。
老人の診たところ第7頚椎と大胸椎の間が楔のような形に後ろが広がっていた
この診断は概ね老人が推測したとおりだったが、
先生に感心したのは触診で既に頸の異常を感じていたことだった。
「普通は背骨が悪いとそこを触られると痛がるものですが、
この子は腰を触っても痛がらないけれど頸を触ると痛がった。」
その触診とレントゲン写真の所見は一致するというわけである。
まさに御明察だった。
老人も腰にしては以前と痛がり方が違うし、頸の上げ下げを痛がる様子から頸の付近に何かあるかもくらいは想像していたが、
先生は非常にクリアに診断を下した。
注射を一本して薬を貰い、今後の注意事項などを聞いて帰ってきた。
医者とはつくづくありがたいものだと、
昔医学を少しかじったことのある老人は我が事のように誇らしかった。

翌日、テスは見違えたように元気になり、老人の心尽くしの食事も見事に完食した。
名探偵ポアロなら事件を解決したここで葉巻をくゆらすところだが、
煙草を吸わない老人は、紅茶をゆっくり爽やかな気分で味わった。
今朝のマルコポーロはとりわけ香りも味も格別だった。
ガラス戸越しに季節外れのハマナスが一輪咲いているのが見えた。
posted by てす at 10:20| Comment(3) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月15日

テスが大変

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日曜日の夜からからテスの様子がおかしい。

落ち着かない様子で、首をややすくめてうろうろ床を回る。
ソファーに上ろうとするがなんとなく上れないという風に中止する。
またうろうろし、首をすくめ上目遣いに見上げる。
ジャンプしたいが出来ない様子だ。
餌も残している。
また腰を痛めたのか?
ただ以前に腰を痛めたときのようにお尻を気にして痛がる風でもない。
ソファーに上ろうとしている感じはわかるが上れないという風に諦めるのがわかる。
たぶん、腰が痛いのだろう。
今晩も食欲がない。野菜と果物しか食べない。

火曜日、いつものようにベッドの老人の傍で上向きに寝ていたテスは、
ベッドを降りるときも相変わらず動作が鈍い。

月曜日も野菜しか食べないので、BIOヨーグルトを1個半やったら、
うつむくのが辛そうだったけど、最後まで食べた。

昨日は落ち着かない様子でうろうろ回っていたけど、
今日はすぐにソファーの下で横になっている。
時々目を開けて周りの気配を感じている様子。

背骨を傷めたと想像されるが以前みたいに症状は顕著でない。
ただ、元気がない。
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2009年09月10日

青年の主張

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数日来テスの食が進まない。
ゆでキャベツの刻みとドッグフードに牛乳をかけて粉薬を乗せ、
錠剤を刻んだミニトマトにはさんでやるのだが、どうにも減らない。

そこでもしやと思い当たることがあった。
まずドッグフードを入れ牛乳をかける。
そしてブロッコリーとミニトマトにしたら、
何のことはない、すっかり完食。

キャベツに飽いていたらしい。
あるいは、茹でてから冷蔵庫に入れてあるがさすがに日が経っていて味が落ちたのかもしれなかった。
見た目に傷んでないのでテスなら大丈夫と思ったが、その鼻はごまかせなかったか。

老人はお詫びに、到来物の美味しい葡萄を与えたのだが、
その時のテスの眼の輝きといったら・・。
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王様と私

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テスはこの家では自分が王様だと思っている。
テスの生活態度を見ればそれがわかる。

トイレが片付いてなければトイレの外でする。
床がどんな状態だろうがそんなことは知ったこっちゃない。

気分が悪ければキッチンにウンチも小便も振りまいてやる。
家人が外出して長時間帰ってこなければソファーに小便して反省を求める。
でも、トイレをいつもきれいにしていればご褒美にトイレで排泄をしてあげる。

それはあんたの私に対する態度次第。
テスはこんな風に老人に指令する。

老人は何時からサーバントに落ちぶれ果てたのか・・。
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2009年09月04日

ドライブの前に

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テスがドライブを嫌がらなくなったのにはわけがある。

まず準備するのは、
胴輪とリードをつけて、
排泄物処理の一式を準備。飲み水も忘れずに。
これが大切なのだが、
車に乗る前に、近くを回り排尿、排便を済ます。

テスお気に入りのスリングと
ロスお気に入りのシートベルトを用意する。

これで準備オーケー。

出発したら助手席でリードを引かれながら
上半身を乗り出して、ドアを前足をでしっかとつかんで
顔を進行方向に向ける。
このとき白ポメ、テスの顔はゴマフアザラシのタマちゃんの顔になる。
目を細めて自信にあふれ颯爽と風になびく顔は,なぜか笑いを誘う。

これがテスの"ハコノリ"の一部始終。
今は助手席に誰かいれば何キロの遠出もオーケー。

今後の課題は
テスにシートベルトを装着しての老人とのドライブかな。
posted by てす at 09:48| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月02日

ハコノリ

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テスは幼い頃の車酔いはなくなった。

子供達が帰って来て車に乗るチャンスが増え、
得意のハコノリに磨きがかかったテスは
目を細めてアザラシの”タマちゃん”のような顔になって
窓から顔を出すだけでなく、両手でドアをしっかり押さえ、
助手席の老人のリードが許すだけ体をせり出す。

その姿は颯爽として男らしく、
サングラスにネッカチーフをしてやりたいほどである。

posted by てす at 10:06| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月26日

カンガルーの子

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スリングのキャリーバッグをテス用に買った。
栗色のバッグは担ぎやすく、テス自身もお気に入りで、
下においてバッグの口を開いたら自分から入るようになった。
入った姿はまさにカンガルーの子で、トローンと満足げな顔が可愛い。
最近通販で買った中ではヒット商品だと老人は満足している。

週末にこれを使って娘達と車で遠出の予定である。
テスの反応やいかに・・。
posted by てす at 11:26| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする